とにかく「落ち着くこと」が大切です!
気付かれないように、その場から離れましょう。
クマの様子をみながら、静かにゆっくりと、その場から離れましょう
人間だということを知らずに来ている可能性があるので、クマに人間だということを知らせるため、石や倒木などに上がり、大きく腕をふりながら、穏やかに声をかける。
「子グマには近づかない!」
親が近くに必ずいます。不用意に近づけば、我が子を守るために母グマが突進してくることになります。子グマに近づくのは絶対にやめましょう。
非常に稀ですが、上記の行動をとっても接近をやめない場合、興味本位または捕食目的で近づいている可能性もあります。車内や屋内などに退避しましょう。 さらに距離が50m以内でクマが明らかに人を意識しながら接近を続け、逃げ場がなく、逃げ切れそうになければ、強気に対応しましょう。倒木や石の上に立ち、自分を大きく見せ、大きな声と音をたてて威嚇しましょう。2人以上いるときは、まとまって行動しましょう。クマ撃退スプレーを持っていれば、噴射の準備をしましょう。その他、棒など武器になりそうなものを手にとりましょう。
あわてずにゆっくり両腕を上げてふり、穏やかに話かけながら、(万が一の突進に備えて)クマとの間に立ち木などが来るように、静かに移動しましょう。クマが立ち上がり、または四つんばいのまま、鼻をヒクヒクさせる行動は、相手を確認するためのものです。
上記の行動に加えて、クマから目を離さないように(ただしにらみつけずに)ゆっくりとクマから離れましょう。
立ち去らない理由(子グマやシカの死体など)がないか、付近を冷静に観察し、ゆっくり離れましょう。急な動きはクマを興奮させるので避けましょう。こちらがいつまでも動かずにいると、敵対行動と受け取られる可能性があります。
とにかく、突発的に走って逃げるとか、大声でわめくような行動は、ただでさえびっくりしているクマを更に怯えさせ、ストレスのあまり防衛的な攻撃に移らせる可能性があります。落ち着いて。静かに。走らない! ゆっくり両腕をあげて振り、穏やかに話しかける。すぐそばに障害物(立木など)があれば、可能ならクマとの間にそれを置く位置関係に静かに移動(注:万一の突進に備えて)。クマ撃退スプレーがあれば準備しながら…と言いたいが、多くの場合、そんな余裕はない。ほとんどの場合、唖然として立ちすくむと、とたんに、クマが全速力で逃げていきます。
「走って逃げると…」
ヒグマは素早く動くものに反応します。あなたが走って逃げると後を追いかけてくるかもしれません。ちなみに、ヒグマは時速60kmで走ることが可能です。
まず落ち着きましょう。突進の多くは、威嚇突進行動(ブラフチャージ)です。クマは相手に突進しても途中で止まり、激しく地面を叩くなどした後に、後退する事が多いのです。この場合、穏やかに声をかけながら、クマとの間に障害物を置くようにゆっくり後退しましょう。
※クマ撃退スプレーがあれば、噴射準備。
突進している時点では、威嚇のための突進と、本当の攻撃の突進と見分けることはできません。ブラフチャージを受けた際の対応と、本当の攻撃を受けた際の対応は異なってきます。
クマ撃退スプレー(COUNTER ASSAULT)
非常に稀ですが、上記の行動をとっても接近をやめない場合、興味本位または捕食目的で近づいている可能性もあります。車内や屋内などに退避しましょう。 さらに距離が50m以内でクマが明らかに人を意識しながら接近を続け、逃げ場がなく、逃げ切れそうになければ、強気に対応しましょう。倒木や石の上に立ち、自分を大きく見せ、大きな声と音をたてて威嚇しましょう。2人以上いるときは、まとまって行動しましょう。クマ撃退スプレーを持っていれば、噴射の準備をしましょう。その他、棒など武器になりそうなものを手にとりましょう。
問い合わせ先:(有)アウトバック
TEL:019-696-4647 E-Mail:outback@cup.com
クマ撃退スプレーがあれば、クマの目と鼻をめがけて、一気に全量を噴射します。クマ撃退スプレーがない場合(またはスプレーが効かず攻撃を受けてしまったら)、その場に倒れこんで、防御姿勢をとりましょう。
うつ伏せになって顔と腹部を守り、首の後ろは手を回して保護する。バックパックがプロテクターになります。転がされても、その勢いで元の姿勢に戻ること。
私たちは、知床で自然を「知り・守り・伝える」活動をしています。
これらの活動は知床を愛する多くのサポーターの皆様に支えられ、今後も支援を必要としています。