知床エコツーリズムフォーラム
実施日:2007年1月21日
知床は国内でも「エコツーリズム先進地」と言われています。
ネームバリュー、観光インフラ、ガイドなど素材は揃い、ある程度のエコツーリズムは存在しているともいえます。その知床が、今何を悩み、次のステップでどこを目指そうとしているのか。
知床財団が事務局を努める知床エコツーリズム協議会は、環境省、羅臼町、斜里町などの出資によりエコツーリズム推進モデル事業に取り組んできました。この3年間の様々な取組みのまとめと、今後の発展の方向性をテーマに、地域が主役で話し合おうパネルディスカッションを行いました。
知床半島を抱える斜里町、羅臼町それぞれの地域の産業構造の違い、今後の取組みを具体化していくための組織や財源など、課題は多いものの、自然環境の利用と保全のバランスを取った観光を目指すエコツーリズムに、じっくり取り組んでいく方向性が語られました。
会場では地域産品の紹介コーナーも設けられ、名産の昆布の加工品や、地物のジャガイモを使った澱粉団子の試食会、そして日本で一番おいしいトマトジュースや、海洋深層水などもふるまわれ、知床の豊かさを実感する時間であった。
コーディネーター
寺崎竜雄 ((財)日本交通公社)
コメンテーター
茅原裕昭 ((財)都市農山漁村活性化機構)
パネラー
上野洋司 (知床斜里町観光協会長)
辻中義一 (知床羅臼町観光協会長)
鈴木謙一 (知床オプショナルツアーズ)
石田一美 (羅臼漁業協同組合理事)