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ボランティア活動報告 2007年4月14日〜15日

net1.jpg 実施日:2007年4月14日〜15日

今回の活動には道内各地から7名の皆さんが集結しました。まだ雪の残るここ知床、たまに雪もちらつく2日間、森づくり作業やウトロ市街地でのエゾシカやヒグマ対策のための施設整備にご尽力いただきました。当初、森づくり作業を予定していましたが、予想以上に皆さんに集まっていただけたことで、除雪など他の仕事もお手伝いしていただくことができました。

初日の夜、スタッフを交えて宿泊施設にて焼肉の宴を開きました。ほんとうであれば、知床の海の幸、山の幸をふんだんに振舞いたいところですが、なにぶんこの時期なかなかそのようなものは手に入りません。ですが、ちかくのスーパーで買った普通の肉や野菜でも、ここに集ったみんなでわいわい食べると、それはもう「知床」の味になってしまいます。

今回お集まりいただいた皆さま、少し寒いなかでしたが、たいへんありがとうございました。

5月、6月のボランティア活動も募集しています。ご関心のある方はぜひお問い合わせください 。

 

hasigo.jpg
活動内容:
■森づくり作業:樹皮保護ネット巻き・メンテナンス
エゾシカの樹皮剥ぎから木々を守るためにネットを巻きつける作業です。またこれまで巻いてきたネットの修繕やアルミプレート標識を取り付ける作業も合わせて行いました。
■ウトロ小中学校周辺の除雪(電気柵設置の準備)
毎年、ヒグマの侵入を防ぐためにウトロ小中学校周辺に電気柵を設置しています。電気のラインを張るために、その通り道の除雪を行いました。知床財団スタッフとボランティア、さらにウトロ中学校野球部の生徒も加わって、ほとんどのところの除雪を終えることができました。
■ウトロシカ柵内ヒグマ脱出用支柱設置
昨年、ウトロ市街地を囲むシカ柵が設置されました。この柵には電気柵の機能も付加されておりヒグマの侵入を防ぐ構造になっていますが、万が一、柵内にヒグマが侵入したときに備えて、いったん侵入したヒグマが柵外へと出やすいようにはしご状の支柱を適所に設置しました。
ボランティアさんからひとこと:
・冬のボランティアは初めてで、雪はもう少なかったのですが、はまったり、転んだりしながらネットを巻きました。森の番人のお話も聞けて楽しい1日でした。(O・Mさん 女性 20代 斜里町)
・この冬は雪が少なくて良かったです。いっしょに除雪した中学生はよくしゃべりながらも、よく働いてくれました。おかげで早く除雪することができました。(N・Kさん 男性 30代 旭川市)
・除雪やはしご作りでいろいろなスタッフと交流ができたのが楽しかったです。ネット巻き作業では、また森の番人にいろいろと教えてもらい勉強になりました。(S・Yさん 男性 20代 北見市)
・初めてネット巻きはよい経験になりました。慣れてくるといかにキレイに巻くかに集中するようになりました。巻くき巻かない木について森の番人から説明を受けてみて、「なるほど」と思いました。(I・Hさん 女性 20代 別海町)
・見よう見まねでネット巻きをしました。森の番人のお話を聞いたり仲間の皆さんと語らいながら森の中を歩きました。ふだんとは違う楽しい2日間を暮らしました。たくさんのシカに囲まれながらおいしいお弁当を食べました。(N・Tさん 男性 60代 北見市)
・以前からネットを巻いてある木も、数年を経てネットが劣化したり、たるんだり、一部はシカにかじられたりしていました。巻いた後のメンテナンスも大事なのですね。(K・Mさん 女性 20代 帯広市)
・ハルニレの木にネットを巻きしました。慣れない作業でなかなか手早くできませんでした。(W・Tさん 男性 60代 別海町)

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