ガイド向け「ヒグマ対処法」講習会
実施日:2007年5月11日、23日 (2回実施)
知床を代表する野生動物であるヒグマ。
彼らとの距離を保つこと、遭遇時の危機に備えることは、知床の自然を楽しむ上で、避けては通れない重要な技術です。知床財団では、長年ヒグマ等野生動物対策に携わった実績と、調査研究活動で得られた最新の情報を元に、ヒグマの対処法を確立しており、そのノウハウを、様々な研修や体験プログラムで提供しております。
今回は、知床をフィールドとして活躍し、多くの来訪者の方々に直接、接しているネイチャーガイドの皆さんを対象に行いました。新人のガイドさんの基礎技術として、ベテランの方は自分の技術のチェックに、と定員を超える申し込みをいただき、2回に分けて実施いたしました。
このような研修を確実に実施し続けることで、ヒグマ対処法の正しい知識が、知床でのスタンダードとして共有化されていき、来訪者を含めた地域全体の野生動物に対する理解や安全性の向上に貢献していければと考えております。