第28回・知床自然教室を実施しました!
実施日: 7月30日~8月5日
今年もまた知床の森に、子ども達の笑いあう声が響き渡りました。一年に一度、一週間の日程で毎年夏に行われている知床自然教室。今年は知床の森に33人の元気な子ども達が飛び込み(地元斜里町の子どもはもちろん、遠くは九州の福岡と全国各地から!)、当財団からは4名のスタッフが企画・運営にあたりました。
知床自然教室は、「しれとこの森交流事業」の一つで、100平方メートル運動が誕生した3年後、ちょうど今から28年前から行われている歴史あるイベントです。分かり易く言えば、100平方メートル運動参加者の子どもを対象にした野外サマーキャンプですが、ここ知床での自然教室は一般的なサマーキャンプとはちょっと違います。ヒグマが棲む森に飛び込んで一週間を過ごすのです。
一週間のスケジュールは盛りだくさん。天候にも恵まれ、元気な子ども達に私達スタッフはパワーをもらう日々でした。「森ンピック」と題した知床自然教室のエキスパートを決定するゲーム企画や、川をさかのぼる「探検の日」、そして森づくり作業のお手伝いとして、除草と剪定作業。子ども達は熱心に一週間を楽しんでくれました。
知床の森に飛び込み、過ごす一週間の「原体験」。子ども達はきっと何かを感じ取ってくれたことと思います。「人を育てることは、森を育てることにつながっていく」私はそう信じます。今後も知床自然教室がそんな役割を担っていくような行事として脈脈と続いていくことを心から期待し、今後も企画・運営に関わっていきたいと思っています。
一週間寝食を共にした子ども達。元気な顔でまた知床の森に戻ってきてくれるかな?来年の夏が今から本当に楽しみです。
(担当:片山)