第11回しれとこ森の集い開催報告
実施日:2007年9月16日(日)
毎年恒例、斜里町主催「しれとこ100平方メートル運動の森・トラスト」の交流事業「しれとこ森の集い」が開催されました。この森の集いでは、全国の皆さんからの寄付で買い取った土地「100平方メートル運動地」に、運動参加者の皆さんや地元斜里町の皆さんの手によって、森を復元するための植樹が毎年行われています。
今年も地元斜里町や道内・本州からお集まりいただいた100名の方の手によってアカエゾマツの苗350本が知床の地へと植えつけられました。
前日からの雨のため、午前中に予定されていた「森の番人と歩く知床の森見学ツアー」はできませんでしたが、変わってバスに乗り隣町の羅臼ビジターセンターへと繰り出しました。今年の春に建て替わったばかりの新しいビジターセンターです。初めて行った方も、もう何度も行った方も、今回は森の番人や森の集いに集った仲間といっしょに訪れたことで、その印象もまた違ったものになったのではないかと思います(ちなみに番人は初めて行きました)。
同じく午前中、子どもたちはしれとこ100平方メートル運動ハウス(知床自然センターの裏隣にあります)でゲームを楽しみました。シカやクマの糞と葉っぱの匂いを嗅ぎ分けてみたり、隠された秘密のキーワードを探すため、運動ハウスの周辺をぐるぐる駆け回ったりして過ごしました。最後に大人も加わっての大捜索をしているうちに、降り続いていた雨もいつの間にか上がっていました。
午後は、予定通り植樹を行いました。100名の皆さんが植えた苗木はそれぞれ大きく育ち、次の世代を育む森としてこの知床の一部となってくれるでしょう。
植樹が終わった後に、愛知県から今年も掛けつけてくれた「劇団シンデレラ」によるミュージカルが披露されました。地元斜里町峰浜の子どもたちも加わって、知床の自然をテーマに歌い上げました。