森林再生員と歩く「開拓の歴史と森づくり」実施
実施日:2008年9月14、15、21、23日
知床にはかつて人が農業や酪農を営み、暮らしていた歴史があります。そして今、知床では原生の森の復元を目指す取り組み「100平方メートル運動の森・トラスト」が行われています。そんな知床の過去と未来、開拓の歴史や森づくりの様子をお伝えするために、知床の森を巡る森歩きを4日間開催し、計26名の皆さんにご参加いただきました。
開拓当時に植えられたカラマツ林、離農後にできたシラカンバやケヤマハンノキの林、運動が始まってから植えられたアカエゾマツ林、現存する最後の旧開拓家屋、広葉樹の稚樹がほとんど見られない林内、樹皮保護ネット等のシカ対策など・・・知床自然センターからの往復約1時間の森歩きの中で、様々な過去と現在の知床を目にすることができます。
今回ご参加いただいた皆さんには、この知床にも昔も今も人と自然の関わり合いがあることを知っていただけたのではないかと思います。
今後も知床の森を伝えていくために、このような取り組みを続けていきたいと考えています。今回ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。