ボランティア活動報告 2009年1月31日~2月1日
実施日:2009年1月31日~2月1日
今回の活動は、神奈川県と地元の美幌、斜里から4名の方にお集まりいただき自然センター周辺のスノーシュー・歩くスキーコースの開設準備と樹皮保護ネットのメンテナンス作業のお手伝いをしていただきました。
知床でのボランティア活動を通じて、観光で訪れるのとは違う視点から知床の現状を知ることができると思います。森づくりとエゾシカ、保全と利用のバランスなどクリアすべき課題がある中で、ぜひボランティアの皆さんにはこれから
も知床を支えるサポーターとしてお力をお貸し
いただければ幸いです。
ボランティアさんからひとこと:
前回の調査から5年程度経過しているそうですが、それほど広くない調査地内なのに枯死している木の多さに驚く。径の大きくなっているのも少ない。成長の厳しさを感じる・・。
二日目は、ネットの状態を見て直したりプレート点検をしたがシカの食害の多さに驚く・・。今までそれほどよく見ていなかったが沢山の大木が樹皮剥ぎの影響で倒れたりしているとやっぱり残念だ。シカとうまくやっていけるのだろうか?森の番人やスタッフには沢山のことを教えてもらうのだが、悲しいかな中々頭の中に残らないそれでも少しは脳みその活性化にはなっているだろう。(H・Yさん 男性 60代 美幌町)
前回と同様の樹皮保護ネットのチェックと標識の確認を行いました。木の育成により標識が木に埋まったり、そのままだったりと、木々を一本一本調査して、標識を直したりの繰り返しでした。樹
木の成育は、いろんな条件で変わり、自然環境の厳しさが伝わ
りました。また、シカによって樹皮が剥かれたキハダの木を目の
当たりにすると、知床の森を守ろうとしている100平方メートル運
動の森づくりの大切さを認識することができました。
(K・Mさん 男性 50代 斜里町)
今回初めて参加させていただきました。実際のところはお役に立てたのか、かえって足を引っ張ってしまったのではないかという思いが残りました。
両日とも作業をしつつ、スキーコースから外れないようにコース設置すること、樹皮保護する樹木についてのこと、防鹿柵に施されている工夫、今までの活動のことなど色々なお話を聞かせていただき大変勉強になりました。ありがとうございました。(H・Yさん 女性 30代 神奈川県)
初めてのボランティア参加でしたが、スタッフの皆さんやベテランのボランティアの皆さんのお陰で、とても楽しく活動できました。このボランティアで私が知床のために出来たことは本当にわずかだったと思いますが、この体験が私に与えてくれたものはとても貴重なものばかりでした。考えても簡単には答えの出ない問題も頂いたように思っています。その問題の答えを探しに、また知床にお邪魔したいと思っています。是非、ボランティアも続けていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。(M・Mさん 女性 30代 神奈川県)