森づくり作業の紹介
苗畑(なえはた)
100平方メートル運動地の中にあるふたつの苗畑で広葉樹の苗木を育てています。運動地やその周辺で採取した種をまき、日々の水やりや草取り、そして移植に耐えられるようにするための根づくりなどを行いながら大切に育てています。これらの苗木たちは、生まれてからの数年間を、知床の大地に植え付けられる時が来るまでこの苗畑の中で過ごします。
苗畑で育てられたオヒョウ・ハルニレ・キハダ・ミズナラなど約20種類の広葉樹の苗木は、運動地各地のシカを防ぐ柵(防鹿柵)の中に植え付けられます。これまでの森づくり作業の10年間で植えられた広葉樹の苗木はおよそ1万本になりました。
苗畑の維持管理や植樹作業は、たくさんの皆さんのご協力をいただいて行われています。手にとったその一本一本が、100年、200年先に広がる未来の森の第一歩となっていきます。