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千石正一先生 講演会 IN 羅臼

sengoku.jpg実施日: 2009年7月26日(日)
テレビの動物解説でもおなじみの、千石正一先生の講演会を羅臼町で開催しました。会場となった羅臼町公民館の大ホールは子供から大人まで100人以上の参加者でにぎわい、講演後の質問タイムでも会場から次々声が上がるなど、大盛況となりました。
トレードマークの長髪に黒ぶちメガネで登場した千石先生、世界各地で撮りためてきた摩訶不思議な生き物や、めったに出会えない生き物たちの写真を惜しげもなく披露しながら、約1時間の「千石節」全開トークを展開してくださいました。


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「実は出かけるのがキライ」「だが、その珍生物を何が何でも見たいゆえに、とんでもない密林だろうが世界の果までも行ってしまう」とのたまう千石先生のスライドには、地味に見えて実は重大な役目を担っているフンコロガシ達の雄姿をおさめた数々の写真、その名の通り毛も目もなく出っ歯のミミズのような姿をしたハダカデバネズミがその歯を駆使して掘った穴の激写写真など、先生の大好きな爬虫類から昆虫類、魚類、鳥類までさまざまな分野の生き物たちが登場。
「地球には、こんなにたくさんの様々な生き物たちが暮らしているんだ」と千石先生。しかし、その豊かな生物多様性が今危機にさらされていること、それは私たち人間が地球のあちこちで自然のしくみなどを理解しないまま自然に手をつけ乱開発してきたことと無関係ではないと言葉を続け、私たちがどう暮らすか改めて考えることは大切なのだよ、とお話を締めくくられました。
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笑いと拍手の絶えない質問タイムは、先生の珍道中エピソードなどで大いに盛り上がりました。閉会後も先生の前にはサインや握手、記念撮影待ちの長い列ができ、参加者の皆さんはすっかり千石ファンになって帰って行かれたようです。
地球スケールで私たち人間と自然について考えることについても気がつかせてくれた、今回のお話。知床の自然を違う視線から眺め、私たちにできることを考える、素晴らしい機会となりました。遠路はるばる駆けつけてくださった千石先生、どうもありがとうございました。 (担当:加藤)

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