知床自然教室30周年企画「知床への回帰」開催報告
●知床自然教室30周年企画
「知床への回帰」開催報告
2009年9月19日(土)~21日(月)
2泊3日 IN 知床
今年で30回目を迎えた知床自然教室。この節目の年に、これまでに自然教室に参加したかつての子どもたちに向け、過去の自然教室を振り返るとともにこれからの知床について考える集まりを「知床への回帰」と題してこの9月の連休に2泊3日の日程で行いました。
1980年の第1回知床自然教室以来、のべ1500人以上の子どもたちが夏の一週間をこの知床で過ごしています。初期のころに参加していた子どもたちはすでに30~40代、今回の30周年にも何組かの方はご家族連れでの参加となりました。
遠くは沖縄から、もちろん地元斜里からも、自然教室OB・OGとそのご家族、斜里町役場や知床財団の関係者など、0才から70代まで世代を超えた総勢63名が知床に集結です。
時を経て再会したかつての仲間、時を経て訪れた自然教室の舞台「ポンホロ」、そして知床の森、見た目には人も風景もそれぞれ変わったかもしれません。ただ変わらずにあるのは、知床の自然と30年間続く知床自然教室です。
今回、知床を振り返り、そして今の知床を知った参加者の皆さんは、これからの知床について熱く議論を重ねました。30年前から毎年まかれ続けた種は、今形となって実を結び始めようとしています。知床自然教室で培われた知床への思いは、次の世代へと着実に引き継がれ
ていっています。
「100平方メートル運動の森・トラスト」の一環として開催されている知床自然教室。
この守り育てられている知床の森を子どもたちに伝えていくために知床自然教室はこれからも続いていきます。