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アラスカ研修 実施報告

alaska9.jpg実施日: 2009年9月8日~21日
ヒグマをはじめとする野生動物の保護管理や、国立公園の管理運営の先進事例を学ぶため、アメリカのアラスカ州に2名のスタッフが派遣されました。9月8日からおよそ2週間の日程です。アメリカ国立公園局(National Park Service、以下NPS。アメリカ内務省の国立公園を管理する組織)による全面的支援と案内のもと、野生のヒグマ・ウォッチングが人気をあつめるカトマイ国立公園や、シャトルバスのシステムで有名なデナリ国立公園などを訪問。実際の現場を現地の担当者と一緒にめぐりながら、たくさんの‘ナマ’の情報を聞くことができました。


今回の派遣のきっかけは、昨年行われた知床財団設立20周年記念イベントに、アラスカ地区次長とカトマイ国立公園所長をパネリストとして知床に招待したこと。クマ観察を目的に国内外からたくさんの観光客がやってくる点など、アラスカと知床の共通点の多さに改めて驚くことになった昨年のイベントを経て、今年は昨年と反対に知床側の人間がアラスカへ赴き、現場を見ながら交流を深めようということになったのです。
今回、アラスカでも野生動物対策や国立公園の運営に関してさまざまな課題があり、試行錯誤を繰り返していることを知ることが出来ました。この交流を継続して育てながら、研修結果を知床の次の20年に向けて役立てていきたいと思っています。

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