しれとこゼミ「アラスカ・知床比較見聞録 第1回目」開催
実施日: 2009年 11月18日(水)
知床財団スタッフ2名が、今年9月に職員研修で訪れたアラスカでの体験を報告しました。 「アラスカ・知床比較見聞録」と題し、全3回シリーズで開催するものの第1回目で、カトマイ国立公園からの報告です。ヒグマではなく人間の行動を一定のルールのもとコントロール、そうして安全を確保し、ビジターがヒグマ・ウォッチングを楽しむ現地の様子が紹介されました。
カトマイ国立公園では、ヒグマ対処法レクチャーをビジター全員が受講することが義務付けられている他、ヒグマとの間に保つべき距離や、食べ物や荷物の適切な管理など人が守るべきルールの遵守が徹底されています。
一般に、利用者のコントロールというと何か規制されるような不自由なイメージがあると思いますが、なぜそのようなルールが必要かを理解するビジターたちにとって、それは息苦しいものではなく、「不自由な状況」もむしろ「カトマイ名物」のように楽しんでいることが紹介されました。
今回のしれとこゼミには、知床財団のスタッフの他、地元住民やガイドの方々など、40名近い方々にご参加いただきました。第2回目、第3回目の「アラスカ・知床比較見聞録」にも、皆様、ぜひお越しください。
■しれとこゼミ 「アラスカ・知床比較見聞録」今後の開催予定■
【日時・タイトル】
・第2回目
12月 2日(水) 19:00~20:00
「星野道夫も愛したデナリの楽しみ方」
・第3回目
12月16日(水) 19:00~20:00
「自分の身は自分で守れ!?アラスカ郊外ヒグマ・ウラ事情」
【場所】 知床世界遺産センター レクチャールーム
(住所:斜里郡斜里町ウトロ西186-10 TEL:0152-24-3255)
【発表者】 葛西真輔 (知床財団 保護管理研究係主任)
加藤由香 (知床財団 総務管理情報係)
【その他】 入場無料 予約不要 定員50名