第31回 知床自然教室スタート! 関東では出発式がありました
期間: 2010年7月30日~8月5日
1977年に開拓跡地を乱開発から守り、そこに原生の自然を取り戻そうと始まった「しれとこ100平方メートル運動」。守り育てられているこの森を子どもたちに体感させたいと、運動参加者の子供たち向けに31年前から毎年行われている「知床自然教室」が今年も始まりました。野生動物の気配濃い知床の森の中で、テント張りから食事作り、何から何まで自分達の力で過ごす6泊7日間です。今年は遠くは沖縄、そしてもちろん地元斜里から37名の子供たちが参加します。参加者の多い関東では30日に「しれとこ100平方メートル運動 関東推進支部」の方々が中心となって羽田空港で出発式を開き、子どもたちを送り出してくれました。
出発式を前に、不安と緊張とワクワクでいっぱいの子供たちが少しでも打ち解け、早く仲良くなれるように自己紹介とゲームがありました。
出発式は、自然教室卒業生であり、関東推進本部の役員でもある鈴木美香さんからの挨拶で始まりました。
「君たちはこれから知床に行って、普通の旅行では体験できない、お母さんお父さんは到底経験できない貴重な時間を過ごしてきます。帰ったら是非それをお父 さんお母さんにたくさん話してね」という熱弁を子どもたちも神妙に耳を傾けていました。
ボランティアで自然教室のサポートを行ってくれる「リーダー」で、今回関東の子供たちを知床引率してくれる、これまた自然教室卒業生の野口龍太さんの挨拶の後には、子供たちに《順番に名前を呼ばれたら、元気に返事をして“意気込み”を見せるポーズをそれぞれやる》という指令がでました。
ちょっと照れちゃっている子も多かったようですが、全員ちゃんと返事をして前に出て、お辞儀をしたりガッツポーズをしたりしました。
全員が呼ばれてポーズが終わったところで開会式は終了。手荷物を持って搭乗口に向かいました。
知床自然教室は8月5日までです。教室中の子供たちの様子は、知床自然教室のサイトでレポートします。そちらも是非ご覧ください。
(担当:加藤)
*写真等協力:鈴木美香さま、元永千香さま