道新フォーラム「知床の明日を考える」 パネリスト参加
実施日: 2010年7月14日18:00~20:00
知床の世界自然遺産登録5周年を記念した道新フォーラム「知床の明日を考える」(北海道、北海道新聞社主催)が14日、網走市内のエコーセンターで開かれ、知床財団の関根理事長がパネリストとして参加しました。地元の方々約150人の参加があり、2005年7月に世界自然遺産に登録された知床の保全と利用の将来像について思いをはせました。
フォーラムのはじめに、旭山動物園前園長の小菅正夫さんが基調講演し、 「地球上の生物の多様性が凝縮された知床は世界にふたつとない宝。地元に暮らす人々と知床を愛する人々が共に手をたずさえ、素晴らしさを未来に伝えてほしい」と知床へエールを送ってくださいました。
その後のパネル討論では、知床財団の関根理事長のほか、知床羅臼町観光協会事務局長の三浦里紗さん、環境省釧路自然環境事務所次長の則久雅司さん、屋久島野外活動総合センター取締役の市川聡さんの5人が、それぞれの立場から知床での取り組みの報告や知床への提言を行いました。知床財団の関根理事長は、知床財団の活動のほか知床財団の出資者である斜里町が主催する「しれとこ100平方メートル運動」の取り組みについて発表しました。
今回の意見交換が、知床に暮らす人々や知床の自然を思う全国の多くの人々に知床の未来を考えていただくきっかけになれば幸いです。
(担当:加藤)