カラマツ林試験地モニタリング調査
2010年9月4日(土) 晴れ
ボランティア1名の方とともにカラマツ林試験地でモニタリング調査を行いました。
今回は、カラマツの林を囲った防鹿柵の中と外でそれぞれどのような木が生えてきているのかを調べる調査を行いました。この場所では、柵で囲うほかにも、木の本数を減らして太陽の光が入りやすくした区画も作ってあり、シカの影響と合わせて、太陽の光がもたらす森の変化についても調べています。この調査は、柵を作
った12年前から毎年継続して行っています。
柵の中でかつ光が入りやすくなっている場所では、たくさんの広葉樹が育ってきています(上の写真)。一方、同じ柵の中でも光が入りにくい場所は広葉樹の背丈が低かったり、柵の外ではほとんど広葉樹が育たずトドマツなど針葉樹ばかりという結果となっています(下の写真)。
私たちは、このように森の変化と記録しその結果を確かめながら、森づくりを進めています。
(担当:松林)