第2回「プロジェクト未来遺産」に選定されました
当財団が社団法人日本ユネスコ協会連盟が主催する第2回「プロジェクト未来遺産」の一つとして選定されました。
「プロジェクト未来遺産」とは、地域の文化や自然遺産を未来へと伝える“未来遺産運動”の活動の一つです。第2回となる今回は、全国の25都道府県39プロジェクトの中から「危機に直面している遺産を守る」「生物多様性を活動に取り入れている」という2つの視点を優先的に考慮し、10のプロジェクトが選定されました。
※「未来遺産運動」をもっと知りたい方はコチラ
→http://www.unesco.jp/mirai/ 写真:トランクキット“1号”の中身
選定された当財団の活動のテーマは「知床のヒグマなど、人間と野生動物とが共生していく大切さを全国に届けよう」。ヒグマを知るための学習教材“トランンクキット”の作成と普及活動を行います。トランクキットとは、ヒグマを中心とする野生動物のことや、人と野生動物の共生について学ぶ教材です。中にはヒグマの本物の毛皮や頭骨をはじめ、その他の標本や調査用具など、実際に触って学べるグッズ約22点が詰まっています。指導者向けマニュアルがあり、これを使えば誰でもどこでも授業を行うことができます。すでに2009年に完成した“1号”が好評活躍中であり、今回は“2号”の作成となります。
今回の選定を受けて、このトランクキットをより多くの人に使っていただき、ヒグマのこと、知床のこと、そして人と野生動物との共生について学び・考える機会を全国の方に届けたいと思います。