斜里高校1年生自然体験学習2011
実施日:2011年6月27日(月)~29日(水)
地元斜里高校の1年生が自然体験学習の一環として100平方メートル運動地を訪れ、防鹿柵内の草刈りなどを行いました。
1日1クラスの来訪で、3日間3クラス計88名。昨年までは5月中旬に植樹を行っていましたが、今年は作業内容を変更して時期も6月下旬となりました。
岩尾別台地の山側の縁一帯の森は、羅臼岳から運動地へ吹いてくる風を抑える役割があります。しかし、その森もエゾシカの影響により木が枯れ若木が育たず、年々衰退していました。そこで2006年に、重要な部分3.5haを防鹿柵で囲いました。現在、柵の中では、広葉樹が自然に生えてきています。今回の実習は、それら幼樹の生育を良くするために、幼樹に覆いかぶさる草やササを鎌で刈り取る作業です。
鎌を持つのが初めての生徒さんがほとんど。自分や他人を切らぬよう、幼樹を刈ってしまわぬよう、慎重に草を刈っていきました。
この実習も今年で8年目です。斜里高の皆さんが地元知床の自然について考えるきっかけとなってくれれば嬉しいです。
(担当:馬谷)