第15回しれとこ森の集い開催報告
実施日:2010年10月17日(日)
知床の開拓跡地を原生の森に戻す取り組み『100平方メートル運動の森・トラスト』のイベント、「しれとこ森の集い」が開催されました。
このイベントでは、全国の皆さんからの寄付で買い取った土地「100平方メートル運動地」に、運動参加者と地元斜里町の皆さんの手によって、知床の森を復元するための植樹が毎年行われています。
午前中は、ふたつのコースに分かれての森歩きを行いました。ひとつは森の番人の案内で、知床の自然とこの森で行われている森づくりの様子を見ながらの散策です。10月にしては暖かい陽気の中、森のこと、動物のこと、開拓のことなどを森の番人の解説付きで秋の森を歩きました。
もうひとつは、子ども向けのネイチャーゲームのコースです。知床の自然をお題にした連想ゲームや落ちている葉っぱでのジャンケンゲームなど、参加した子どもたちは、知床の自然について考えながら楽しい時間を過ごしました。
午後からは、植樹祭です。地元斜里町や道内・本州からお集まりいただいた約120名の方の手によって、カシワやハルニレ、トドマツなどの広葉樹と針葉樹合わせて16種類、約210本の苗木が知床の大地(防鹿柵内)へと植え付けられました。
10年後、20年後、今日植えた木々たちが、そして知床の森がどうなっているかたまにでも思い出していただけることがあればと思います。今はまだ小さな木々たちですが、数百年先に広がる森へと向かう初めの一歩になってくれることと思います。
お集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。
これからも知床の森づくりをよろしくお願いいたします。