ダイキン工業 知床ボランティア
2011年10月21日(金)~24日(月)
この週末、ダイキン工業の社員の皆さん11名が秋の知床を訪れ、岩尾別川沿いの森を囲う防鹿柵づくりに汗を流しました。
今回の企画は、この夏より始まったダイキン工業様からの寄付による森づくりの一環として開催され、有志の社員の皆さんがボランティアで実際に知床の森づくり作業に関わるというものです。
期間中、半日ほど雨が降り作業ができない場面もありましたが、最終日に予定していた知床観光をキャンセルして作業を継続した結果、最終的には初めの予定の2倍の作業を終えることができました。
これでこの防鹿柵のほぼ半分が完成です。
作業は、柱を立てる班と横板を打ち付ける班に分かれ進めていきました。初めは、長い釘を打つのに苦労するなど慣れない作業に苦労しましたが、だんだんとコツをつかんでいくうちに、どんどんと効率よく作業を進めていくことができました。
この4日間で、知床の自然と森づくりをより深く体験していただけたのではないかと思います。今回ご参加いただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。
また知床の森でお待ちしています。
■ボランティアさんからひとこと:
・みんなで協力して予定以上のところまでトライアングルを組立てる作業ができてよかったです。森の番人から直接指導して頂き、また、知床の森と動物との共存についても教えて頂き、自分にできることは何かと考えるようになりました。来年、絶対また来ます。ありがとうございました。(K・K 40代 女性)
・目的は柵づくりで知床に到着しましたが、柵づくりを通して自然のあり方や人間のあり方、自然と人間の関わりかたなど様々なことを感じ、学ばせていただきました。また、普段の生活ではなかなか考えられないことを考えさせてもらうことが出来、大自然の中でみんなで一緒に作業する楽しさ、財団の方々との出会い、新たな動植物との出会いなど普段味わえないことをいっぱい経験させてもらいました。(K・Yさん 20代 女性)
・3日間、森の番人の元、防鹿柵設置作業の柱組みを行いました。森の番人は気さくで楽しい方で、理にかなったな作業の指示を頂き、一つ一つの指示の的確さに感心すると共に楽しいひと時を過ごせました。また、ボランティア活動に参加させて頂きたいと思っております。個性あふれる財団の方には色々と頂き、本当にありがとうございました。(K・Hさん 40代 男性)
・今回防鹿柵作製ということで知床の美しい紅葉もほとんど眺めることまないまま夢中でトンカチ振り回してましたが、確かに疲れる作業でもあるもののやり終えた後に振り返って自分たちが作った柵を眺めたら疲れも吹っ飛ぶ達成感がありました。財団のみなさん、行ってみればあっという間の4日間でしたが有益な時間を共有させて頂いて本当にありがとうございました。また行くで!(M・Kさん 40代 男性)
・今回防鹿柵の横板を打つ作業に取り組みました。当初は力任せに打っては釘が曲がり何度も釘を抜いていました。こんな悪戦苦闘していたことも良い思い出です。また、初日は各々で作業を行っていた印象もありましたが、最終日には、釘を打つ人・板を支える人など自然と役割分担ができていて、スムーズに作業を行うことができました。作業を通じて、改めて皆で協力して物事に取り組みことの大切さを痛感しました。いつもいろいろなアドバイスをして頂いた知床財団の皆さん、一緒に作業を行った皆さん、本当にありがとうございました。(H・Sさん 20代 男性)
・観光等で短期間で訪問するよりも、連続して同じ現場に入ること、長時間滞在することにより、ある意味でより深く知床を感じることが出来たように思います。また、今回の活動体験を通じて、多くの人が身近な自然や身近にある自然保護(復興)活動、それらのつながりに対して改めて目を向けるきっかけになると感じました。(I・Mさん 30代 男性)
・柵作りボランティアでは、知床の大自然の中で汗を流すのはとても気持ちがよく、出来上がった柵を見て感じる達成感は格別です。知床財団のユニークな方々と交流し、知床の自然について学びながら、一緒に活動するのも魅力のひとつです。(S・Yさん 20代 男性)
・今回は社内のボランティア仲間と一緒に初めて知床でのボランティア活動しました。エゾ鹿から若い木を守るための柵づくりを入り口に自然の偉大さと生態系の複雑な繋がりを改めて実感。一度失われた自然、生態系の復元という壮大な活動のために北海道の厳しい自然の中で生き生き力強く励む財団の方々の姿に本当に感銘を受けました。(G・Aさん 20代 女性)