知床財団

会員・寄付のお願い

REPORT
活動ブログ

知床半島赤岩地区へ電気柵を設置

2012年7月6日(金)~7日(土)

羅臼町では昆布漁が真っ盛りで、昆布漁を営む家では自宅とは別に「昆布番屋」と呼ばれる建物に移り住み、家族総出(+アルバイト)で昆布の収穫から加工作業を行います。
CA3I0071.jpg
知床半島の先端部に位置する赤岩地区でも昆布番屋が3軒あり、秋口まで作業を行っていますが、この赤岩地区は、毎年番屋周辺へヒグマが出没し作業が滞るなど、人とヒグマとの間に軋轢が生じていました。

ヒグマの高密度生息域である以上、起こりえる事ではありますが、自然環境だけを守るばかりでなく、昔からそこの自然を大事に活用し生活している人を守ることも重要な事だと考えます。(担当:遠嶋)


今回はその軋轢を解消し人とヒグマの共存を計るため、赤岩地区の番屋へ試験的に電気柵を設置することとしました。IMGP1322.jpg

この事例が成功した際には、人と野生生物が同じ自然環境を利用していくための方策の一つとして、他の漁業番屋へも積極的に周知していきたいと思います。

なお、今回設置した電気牧柵はアサヒビール株式会社様からの寄付金を活用しています。

詳しくは下記をご覧ください。

アサヒビール「うまい!を明日へ!」第四弾は知床財団を応援していただけることに

北海道とアサヒビール(株)の連携協力協定

一覧へ戻る

この記事をシェアする

カテゴリ一覧

アーカイブ一覧

Donation知床の自然を受け継ぐため
支援をお願いします

会員・寄付のお願い

私たちは、知床で自然を「知り・守り・伝える」活動をしています。
これらの活動は知床を愛する多くのサポーターの皆様に支えられ、今後も支援を必要としています。

会員・寄付のお願い
TOP

知床財団 公益財団法人 知床財団
〒099-4356
北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別531番地
TEL:0152-26-7665

Copyright © Shiretoko Nature Foundation. All Rights Reserved.

知床財団