第16回しれとこ森の集い開催報告
実施日:2012年10月14日(日)
10月の秋晴れの下、毎年恒例の「しれとこ森の集い」が行われました。
今年は、地元斜里町や道内・本州からお集まりいただいた約100名の方の手によって、カシワやハルニレなど15種類220本の広葉樹の苗木とトドマツ33本の計253本が知床の大地(防鹿柵内)へと植え付けられました。
「森の集い」は、100平方メートル運動参加者と斜里町民の皆さんを対象に毎年行われているイベントです。今年は、運動が始まってから35年の節目に当たるため、35周年を記念する行事としても開催されています。
この日の午前中は、ふたつのコースに分かれての森歩きを行いました。
ひとつは森の番人の案内で、この知床で行われている森づくりの様子を見ながらの散策です。この夏に新しくできた防鹿柵や苗木を育てている畑、大きな木を植え付けた場所などを森の番人の説明を受けながら巡りました。
もうひとつは、子ども向けのネイチャーゲームコースです。子どもたちは拾った落ち葉やドングリを使って、思い思いに自分だけの絵を仕上げていきました。
10年後、20年後、この日植えた木々が、そして知床の森がどうなっているかをたまにでも思い出していただけることがあればうれしい限りです。
お集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。これからも知床の森づくりをよろしくお願いいたします。