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ダイキン工業 第3回知床ボランティア

IMG_2973-001.JPG2012年10月19日(金)~22日(月)

この週末、ダイキン工業の社員の皆さん11名が秋の知床を訪れ、岩尾別川沿いの森で防鹿柵の拡張作業に汗を流しました。
この企画は、昨年より始まったダイキン工業様からの寄付による森づくりの一環で、有志の社員の皆さんがボランティアで実際の森づくり作業に関わるというものです。今回で、昨年の秋と今年の春に続き、3回目の開催となっています。

IMG_2879.JPG今回は、昨年設置した防鹿柵(総延長234m)をさらに広げる作業を行いました。足場の悪い森の中で丸太を運び、丸太を組み上げ、横板を打ち付けるという作業を繰り返し、最終的にこの柵を2倍以上に広げることができました。ダイキン工業の皆さんをはじめ、お手伝いいただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。

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夕方、 宿舎に戻った後もイベントは続きます。温泉で汗を流し、北海道の旬の食材を使った夕食づくり、知床財団のスタッフとボランティアの皆さんの懇親会などを行 いました。
ちなみにこの秋の食材は、サケにサンマにホッケにホタテ、タコにラム肉・ジャガイモ・玉ねぎなどなど。取りそろえた食材は、石狩鍋やらジンギスカンやらチャンチャン焼きとなって皆さんのお腹へとおさまりました。

IMG_2997.JPG4日間の滞在中、シカやクマなど知床に生きる動物たちの姿を目撃したり、ブドウやコクワなど秋の実りにも触れていただくことができました。森づくりだけではなく、そんな知床の自然もより深く体験していただけたのではないかと思います。

今回ご参加いただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。

また知床の森でお待ちしています。

■ボランティアさんからひとこと:

IMG_2992.JPG・シカに食べられて枯れた木や、道を横断するヒグマを目の当たりにすることで、知床の抱える問題を実感し、またそれに対応するために活動しておられる方々と一緒にお話をしたり作業することができたので、単に体を動かすだけでなく、いろいろなことを考える契機になった。森づくりというのは、地道な作業の積み重ねを100年単位で考えるという途方もない取り組みで、知床では担当者3人でそれにあたられているとのことで、知床に関わったものの一人として、関心を持ち続けていきたいと思う。(K・Hさん 20代 男性)

・人と自然を共存させながら、自然を保護し森をもとの形に戻すのがいかに大変で時間のかかることなのか、身を持って体験することができました。自分たちのした作業が少しでも知床という土地に役立ち、少しでも森の復元が早くなればいいなと思います。ボランティア中にいろいろとお世話していただいた財団のみなさま、本当にありがとうございました。(Y・Tさん 20代 男性)

・有意義な時間をすごさせていただきありがとうございます。これからも可能な限り参加させていただきたいと思っております。(S・Hさん 50代 男性)

・知床の山に入った最初の印象は、下草や幼木のほとんどない何ときれいに手入れされた「さすが世界自然遺産」の山だと思いましたが、知床財団の方の説明により初めてシカによる食害のためだと知り、驚きました。そのシカの食害から木を守り・育てる為の柵作りのお手伝いをさせて頂きましたが、自然を守り、再生させてゆくために地道に一歩ずつ大変な労力をかけておられる事に感銘しました。
釘打ち、丸太等の資材運びは大変(筋肉痛?)でしたが、研修センターでの食事作りも含め貴重な経験をさせて頂き、有難うございました。食事おいしく頂きました。(K・Tさん 60代 男性)

IMG_2864.JPG・はじめての防鹿柵作りは、財団の方々の説明やご指導により、比較的スムーズに取り組み事が出来たと思われ、予定通りに完了することができてよかったと思う。もっと効率的にするとなると女性の作業は少し考えてもよいかと思う。ヘタするとケガ等の可能性が十分に考えられるし、保護具類の充実、整備も必要と思う。自然を破壊するのは重機類で簡単にできるが、自然再生となると大変な労力が必要なことが実感できたと思う。また、野生動物との共生について考えさせられた。(K・Hさん 60代 男性)

・率直な感想は、大自然の中での活動は、心も体もリフレッシュできてとても気持ちがよかったです。活動していく中で、森林をずっと保ち続けていくことの大変さを特に感じ、財団の方々の努力や熱意が伝わってきました。めったにない体験ができて刺激を受けました。もっと多くの人に知床を知ってもらって、ボランティア活動を拡大できないか、知床のことを勉強していきたいと思いました。(K・Mさん 20代 女性)

・ボランティアという活動自体が初めてでしたが、釘うちや木材の運搬などいつもの生活とは違った経験ができて単純に楽しかったです。また実際に森に入り、新しい木が育っていないという現状と柵で囲った部分の様子を見て、森作りの重要性を感じました。柵を最後まで作り終えたときは本当にうれしくて、達成間を得ることができました。元の森を取り戻すにはかなりの年月が必要で、今自分にできること、この柵作りやボランティアの話を周辺に伝えるなどを、このボランティア後にも続けていかなければいけないと思いました。(K・Hさん 20代 女性)

IMG_2920-001.JPG・たった4日で多くのことを経験して本当にあっという間だった。釘うちや丸太運びを一日中することなんてなかったので、疲労もあるけど、一人では味わえない、皆でやりきった達成感は強く感じた。ただそれ以上に思うのは、これから私にできることは何かという事。財団の方々に代わって知床での経験を広めることや、ダイキン工業が今後も支援継続できるようにがんばって働く事、自然を守ることに対する知識を深める事、何かひとつでも知床のプラスになればと思う。(Y・Yさん 20代 女性)

・参加者に聞いたり、HPを見たりして活動内容は知っていましたが、実際に参加したことで、クマとの共存の大変さやシカが森に与える影響などを目で肌で感じることができました。特に印象に残っているのは、河原で2頭クマが出たとき、観光客がかなりクマに近づいて写真を撮っていたので危なくないのか財団の方に聞いたところ、最近は人間を怖がらず逃げないクマが増えており、危険なことも多いということでした。単なる旅行では得られない貴重な体験ができ本当によかったです。(N・Mさん 20代 女性)

・防鹿柵の設置をすることで自然の木々が再生していく様子が目に浮かぶ。しかしその量はごくわずか!!もっと活動していきたい。 (S・Nさん 40代 男性)

 

 

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