ロシア連邦東部、シホテアリン自然保護区との交流事業に着手しました。
2012年9月25日(火)~27日(木)
シホテアリン自然保護区は、ロシア連邦東部、沿海地方にあります。海外にある世界自然遺産地域としては、知床に最も近くに位置しており、知床でもおなじみのヒグマやシマフクロウが生息している一方で、日本では既に絶滅してしまったカワウソやオオカミ、また、日本には生息していないアムールトラやヤマネコが暮らす、野生の宝庫です。
このたび知床財団(共催:斜里町立知床博物館)では、アサヒビール株式会社からのご寄附を受け、この自然保護区を束ねるアナトリー・アスタフィエフ所長を知床にお招きしました。
2泊3日という短い滞在ではありましたが、知床とシホテアリンの今後の交流について協議したほか、知床世界遺産センター(斜里町ウトロ地区)において講演会も開催しました。講演会には定員を超える方が来場され、多彩な生物相と豊かな自然環境を紹介するプレゼンテーションを楽しみました。
(担当:新藤)