釧路湖陵高校の皆さんが野生動物の保護管理現場を体験
2012年10月5日(金)
北海道釧路湖陵高校の1年生41名が文部科学省のSSHプログラムの一環で羅臼町を訪れ、知床財団が行っている野生動物対応の現場を見学されました。
秋風が心地よく吹き抜ける中、北浜地区にあるルサフィールドハウスの裏手で、ヒグマの追い払い方法やエゾシカを捕獲する方法などについて、実際に使う道具を見せながら説明しました。
ヒグマの追い払いについては、ゴム弾や花火弾などの説明のあと、実物を(使用済みのものではありますが)手にとってもらいました。また、実際に現場で使っている強力な花火の音も体感してもらいました。
エゾシカを捕獲する大型囲いワナの見学では、シカを生きたまま運び出すために追い込む狭い部分に入って、ほんのひとときエゾシカの気持ち(?)になってみたり…。
日没が早いこの時期、だんだん寒くなってきたルサフィールドハウス裏をあとにして、羅臼ビジターセンターに移動。たくさんの標本や剥製などを前に、担当者はまだまだ元気な生徒さん達から質問攻めにあったのでした。
※SSH:スーパーサイエンスハイスクールの略。文部科学省が、理数教育を重視する高等学校等を支援する制度。
※写真キャプション:ヒグマやエゾシカを麻酔で眠らせるのに使う吹き矢のを刺す場所について、自分のお尻で実演しながら説明する当財団職員。
(担当:新藤)