らうす自然講座~羅臼岳の希少植物~
2012年11月11日(日)
地元の研究者や自然愛好家の方を講師にお迎えしてお送りする「らうす自然講座」の今年度第2回目は「羅臼岳の希少植物」と題し、羅臼町在住の浅沼孝夫さんに講演頂きました。浅沼さんは羅臼湖や羅臼岳の植生を中心に知床の自然に関する調査を行っている方で、その功績が認められ今年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受けらています。
知床峠が冬期閉鎖となり、ひっそりとした羅臼ビジターセンターに、18名の参加者が集まり、知床の最高峰、羅臼岳に生息する希少植物に関するマニアック
なお話をうかがいました。山梨県で発見され、現在は長野県と北海道にわずかに見られ、知床が主要ない生育地となっているカイサカネラン、知床では羅臼岳の
ごく限られた場所にしか見られないフォーリーガヤ、シレトコスミレよりもはるかに知床での個体数が少ないタカネタチツボスミレを中心に、共生菌や発見に至
るストーリーなど、多彩な話題を織り交ぜてご紹介いただきました。
らうす自然講座、次回は2月に「カモメ」ネタで開催予定です。皆様のご参加を心からお待ちしております。(担当:眞々部)