旭山動物園で研修してきました。
2012年11月14日(水)~18日(日)
私たち知床財団と旭山動物園は協定を結び、協同でイベントを開催するなど様々な活動を展開しています。そのひとつに相互の職員研修があり、今回は知床財団職員2名が旭山動物園にお邪魔して研修を受けてきました。
今回の研修は、「動物の飼育実習」、「ヒグマ対策用ゴミ箱の実験」、そして「道産動物舎の展示作成」がテーマ。知床から車で走ること5時間、動物園に到着してさっそく園内で作業開始です。
展示スペースにオオワシやオジロワシが休むためのとまり木を作るお手伝いをしたり、動物の餌の準備や寝室の掃除をしたりなど、普段知床で野生動物相手にしている仕事とはひと味違った作業でとても新鮮でした。
また、飼育動物の餌についてのお話しなどは、傷病で知床の職場に運ばれてくる動物の対応の際にも参考になるものでした。
ゴミ箱実験では、現在、製作会社と開発中の屋外用ゴミ箱の強度などについて動物園のヒグマ”トンコ”に協力してもらい実施しました。
知床の屋外で実際に活用するためにゴミ箱がヒグマに壊されないか、ヒグマに開けられないかなどを確認するため、ヒグマの運動場に試作品のゴミ箱を入れたところ、トンコは約250kgもあるゴミ箱をいとも簡単に揺らしていましが、その強力な力にも負けず、ゴミ箱は無事でした。
道産動物舎の展示作成では、キツネやタヌキ、オオワシなど展示される動物について知床でのエピソードを紹介したパネルを製作。
旭山スタッフが書いた挿絵も入って、ステキな展示パネルが出来上がり、11月18日のリニューアルオープンとともに来園者の方々にお披露目しました。
皆さんも機会がありましたら、ぜひ旭山動物園へ行って私たちの作った展示を見ていただければと思います。(担当:山本)