樹皮保護ネットのメンテナンス
2013年2月27日(水) 晴れ
この日は、樹皮保護ネットのメンテナンスを行いました。これまで知床の森づくりでは、シカに木の皮を食べられないように、約800本の木にネットを巻いています。
知床にある木の数からするとほんとうにごくごくわずかな本数ですが、オヒョウやハルニレ、イチイなどシカが好んで食べる種類から優先してネットを巻き守る作業を10数年前から続けてきています。
もちろんいったんネットを巻けば永久に守り続けられるわけではありません。年数が経つとネット自体が劣化したり、またシカに引っ張られて破けてしまうこともあるため、日々の見回りとメンテナンスは欠かすことができません。
2月末、シカにとっても、もともとエサも少なく、これまで蓄えてきた脂肪も底をつきはじめるこれからが、1年でもっとも厳しい季節になってきます。