知床とシホテ・アリンは直線距離で結ぶととても近いですが、実際に行くとなると、とてつもなく時間がかかります。

　今回は女満別空港から新千歳空港、そこから国際線で韓国仁川経由でロシア沿海州の拠点都市、ウラジオストクに入りました。ウラジオストクから、シホテ・アリン自然保護区事務所のあるテルネイという町まで、迎えに来ていただいた保護区の車で、ほぼ丸1日の冬道ロングドライブ。遠かった・・・。写真はバスターミナルにあった地図。地図の左下矢印がウラジオストク、右上がテルネイ。一応長距離路線バスも走っています。

　シベリア鉄道の始発駅のあるウラジオストク市街には歴史を感じる建物が今も残っていますが、2011年のエイペック開催で橋や道路が新たに整備されていました。

　ウラジオ市街を出ると、北海道東部と似た農村風景が広がります。途中ガソリンスタンドでトイレ休憩をとったり、町のレストランで食事をとったりしつつ、約700キロ先のテルネイ目指してひた走りました。ウラジオストクからテルネイまで基本的に舗装道路で、勝手に悪路と思い込んでいた私にとっては予想外でした（続く）。

（事務局長 増田）