防鹿柵とハルニレ
2013年4月11日(木) 晴れ
今日は、先日の暴風雨で破損した岩尾別川沿いの防鹿柵の補修作業を行いました。
今回の補修個所は、柵の中で大きなハルニレの木が根から倒れ、ひっくり返った根が柵の一部を押し上げてしまっている部分です。
その根は大きく、人がかんたんにくぐれるほどの穴が柵の下に空いてしまっていたため、いったん柵を解体してから改めてもとに戻しました。
倒れたハルニレの木は、正確にはわかりませんが、おそらく百年の単位で生きてきたものと思われます。その根の裏側をのぞくと、いくども根を張り直している様子がうかがえました。
この木は倒れてしまいましたが、いずれは土に還り、また朽ちていく過程の中でも、次世代の木々の更新の礎となっていきます。そんな自然の循環の中の一コマに立ち会えた数日でした。