「第9回知床森づくりの日・春」実施報告
実施日:2013年5月10日(金)~14日(火)
知床の開拓跡地を原生の森に戻す取り組み『100平方メートル運動の森・トラスト』。
この運動の一環として、全国から集まった皆さんと合宿形式で森づくり作業に打ち込む「第9回知床森づくりの日・春」を開催しました。
今回は、道内から2名の方にご参加いただき、積雪が残る中、運動地看板作りや樹皮保護ネットの補修作業、コクワの接木作業などをお手伝いいただきました。
5月の大型連休中に降った季節外れの大雪の影響で、当初予定していた苗畑での作業は進めることが出来ませんでしたが、
風や雪の影響で破れた樹皮保護ネットの補修など作業を進めることができました。
一面雪が残る運動地内でスノーシューを履きながらの作業は、「春」ではなく「冬」と錯覚してしまうほどで、
思い通りにはいかない自然の厳しさを感じながらも、例年の5月では見ることは出来ない白く染まった運動地の景色を堪能して頂けたのではと思います。
参加者の皆さんからひと言:
・樹皮保護ネットのずり下がりや、大木が幹から折れるなど、雪・風の力のスゴさをまざまざと感じさせられました。
雪中に続く熊の足跡から、その動きが想像でき興味深かったです。(K・Mさん 50代 男性 札幌市)
・4月下旬から天候が悪く低温、雨、雪が続きウトロは未だ積雪が多いと聞いていましたが来てみてビックリ!五湖近くの運動地で63㎝の積雪があり、当初予定していた養生木の移植は出来ず、昨年秋は雨、今年の春も作業が出来ず、季節の移り変わりが変調をきたしているような感じです。
運動地看板作り、番人の家でコクワの接木作業を行い、作業三日目にやっと晴れて、ポンホロ地区で防鹿ネットの補修と取り付けを行い、作業したな!そんな気分!
毎回楽しく作業しています。皆さんもボランティアに来てみませんか。(H・Zさん 60代 男性 美幌町)