岩尾別川河川調査2013年春
2013年6月28日(金)~30日(日)
2011年より岩尾別川で継続的に実施している魚の生息状況と川の構造を把握する調査を行いました。この調査は、岩尾別川の河川環境改善に向けた取り組みの一環で、今回で通算4回目の実施となります。
6月下旬、夏本番を迎えようとしている知床ですが、まだ標高の高い山の上などには多くの雪が残っています。そのため、川には雪解けの水が流れ込んでおり、岩尾別川でも、特に下流では人が渡れないほどの水の勢いがある場所もありました。
結果、川に入れず調査を断念した調査ポイントもありましたが、最終的に約90匹のヤマメとオショロコマを採取し、体のサイズや重さの計測を行いました(採取した魚は、計測後に速やかに川に戻しています)。また、川の流速や河床の石のサイズの記録なども行い、3日間の調査を終えました。
今後も、春と秋の調査を継続し、河川環境改善に向けた作業の効果を検証していきます。
(担当:松林)
*この調査は、東京農業大学アクアバイオ学科水産資
源管理学研究室のご協力を得て実施しています。