第11回知床森づくりの日・秋 実施報告
実施期間:2013年9月20日(金)~24日(火)
知床の開拓跡地を原生の森に戻す取り組み『100平方メートル運動の森・トラスト』。この運動の一環として、全国から集まった皆さんと合宿形式で森づくり作業に打ち込む「第11回知床森づくりの日・秋」を開催しました。
今回は、東京など道外から2名、道内から3名、計5名の皆さんにご参加いただき、秋晴れの天気の中、岩尾別川沿いの防鹿柵の設置作業のお手伝いをしていただきました。
森の番人の熟練の技はさすがです。丸太の台座になる石選びや、丸太どうしの固定など、気象条件なども考慮しながら、安全で的確な作業を行うため、一人一人が真剣に取り組みました。
番人の知恵のひとつがこれ。金属製の網の出番は、最後。柵の骨組みが完成するまで、邪魔にならないところに移動します。軽々と持ち上げられそう?いえいえ、重さはヘビー級!!3人がかりでも持ち上げることは不可能です。そこで、森の番人の指導の下、先人の知恵を拝借。金網は丸太の上をコロコロと転がり、無事に移動することができました。
また、電源のない場所で作業を行うのに必須なのが、この発電機。かなりの重量です。作業場所である河川敷など、どうしても車で運べない場所には、人力で移動します。
いつの間にか、空は高く澄み渡り、肌をなでる風も涼しく秋が深まってきました。朝晩は冷え込み、長袖必須です。また今回は、森づくり期間と羅臼漁火祭りの日が偶然重なったので、みんなで羅臼まで足を延ばし、旬の海産物を堪能しました。
柵の完成まで、あと少し!ゴールが見えてきました。
おかげさまで、期間中に全体の約8割の柵の組み立てを終了することができました。どうもありがとうございました。
また、知床の森でお会いしましょう。