北海道立小清水高等学校の皆さんがフレペの滝遊歩道を整備しました。
実施日:2013年10月25日
北海道立小清水高等学校1年生21名のみなさんが知床を訪問されました。当初は、知床自然センター横のフレペの滝遊歩道の整備と知床五湖の散策を予定していましたがあいにくの雨と強風により、途中から実習内容を室内に変更することとなりました。
知床国立公園内のフレペの滝遊歩道では、多くの利用(年間3万人以上)と降雨による土壌流出により水たまりができ、その水たまりを回避することで歩道幅が広がるといった問題が発生しています。水溜りを減らすために、遊歩道上の陥没箇所に砂利を敷き詰める作業を皆さんと一緒に行いました。
小清水高校の皆さんに遊歩道の整備にご協力して頂くのは今年で3年目になります。悪天候のため、全ての箇所を整備することはできませんでしたが、 浸食が著しい遊歩道入口付近を修繕することが出来ました。皆さんのおかげで利用者の方々も快適に散策できるようになるでしょう。今年は使用した砂利サイズを昨年よりも一回り小さくしたので、散策によって砂利が遊歩道のサイドに寄ってしまう問題を解決することが出来ればと期待しています。
歩道を整備した証として遊歩道入口の看板に簡単な表記を取り付けました。その後、知床自然センターへ移動し、ダイナビジョン(知床の四季)と館内の柱展示を鑑賞しました。
午後は、知床五湖フィールドハウスで知床五湖の地上遊歩道の散策方法についてビデオを中心に学習、宿題になっていた知床五湖に関する三択クイズの答え合わせを実施しました。クイズは知床に関する事・・・例えば、「知床が世界自然遺産に登録された理由は?」「知床の木の樹皮がないのはどうして?」といった内容です。クイズは生徒同様に先生方にも参加して頂き、みんなで答えを予想しながら和気あいあいとした雰囲気で行うことが出来ました。
なかなか野外に出ることができませんでしたが、少しでも知床の魅力を知って頂き、今回の出来事を家族に伝えて頂ければと願ってやみません。小清水高校のみなさん、ありがとうございました。
(担当:佐藤)