ウトロ小学校3年生と一緒にミズナラの結実調査をおこないました
11月14日、ウトロ小学校で環境学習授業を行いました。今回授業をおこなったのはウトロ小学校3年生の
皆さんで、皆さんは以前からドングリに興味があるとのことから、ドングリについて学習してもらいました。そもそもドングリとは何の木の実なのか、小学校の周りにはドングリのなる木は生えているのか、今年の実りはどうなのか、実際に野外に出て調査してもらいました。
まずウトロ小学校の周りではミズナラという木がいわゆるドングリのなる木であることを覚えてもらいました。そしてミズナラの葉の形や樹皮の模様、冬芽の形を覚えてもらい、小学校周辺の森にミズナラを探しにいきました。
今回は5本のミズナラを見つけることができました。実際に実がついているか調べたところ、実を確認できたのは5本中1本のみで、その木の実も決して多くはありませんでした。このようにミズナラは毎年必ず実をつけるわけではなく、年毎に豊凶があること、そしてそれはミズナラの実を食べる野生動物たちの生活にも大きく関わってくることを皆さんに実感してもらいました。もし来年も同じ木を調査すればきっと別の結果が出ることでしょう。
皆さんには実際に野外に出て調べてみることの大切さを学んでもらえたと思います。
(担当:能勢)