第1回アジア国立公園会議に参加してきました
2013年11月13日~17日の日程で仙台市にて開催された第1回アジア国立公園会議に参加してきました。
会議にはアジアを中心とした40の国と地域から、保護地域に関わる関係者約800名の参加があり、アジアにおける保護地域管理の現状・課題や優良事例などを共有し、大変勉強になる場となりました。
知床財団は、ポスター発表で「知床五湖におけるヒグマのリスク管理に関する新システムの導入」という発表を行いました。
知床はアジアにおいてヒグマが生息する珍しい場所ということもあってか、多くの方に興味を持って頂き、いろいろとお話しが出来ました。
また、口頭発表では各地域の事例がたくさん発表され、知床が抱えている課題解決のヒントとなりそうな内容もあり、今後の取組みに活かしていければと思います。
4日目には東北の太平洋沿岸に創設された三陸復興国立公園の視察に行きました。
視察した宮古地域は、この国立公園の核心的な自然風景地であり、公園利用の拠点となっている場所です。また、大震災により大きな被害を受けた地域でもあり、復興・復旧や防災の取組みを実際の場所で知ることができました。
今回の会議で「SHIRETOKO」の魅力の一部を発信できたと思います。今後もこのような機会に積極的に参加をし、知床がアジアを代表とするような保護地域となれるよう、知床財団の活動に取組んでいきたいと思います。
佐々木