2013年度しれとこ100平方メートル運動地森林再生専門委員会議
実施日:2013年11月18日(月)~19日(火)
知床の開拓跡地を原生の森に戻す取り組み、『100平方メートル運動の森・トラスト』。この運動での森林再生(森づくり)の方針や計画は、動植物の専門家と地元の有識者からなる森林再生専門委員会議で議論され、方向づけられています。11月中旬の2日間、今年度の会議が開催されました。
初日は、委員とオブザーバー(環境省や林野庁など)の方々は、運動地の各地を巡り、翌日の会議に向け、森づくりの現状確認と意見交換を行いました。
2日目の会議本番では、来年度の作業計画についての話し合いの他、岩尾別川流域の復元事業(ダイキン工業寄付事業)にご協力いただいている東農大オホーツクキャンパスの各研究室と知床博物館より、植生や魚類、生物相復元についての基礎調査に関する中間報告が行われました。
また、4年後には、本格的な森づくりを開始してから20年の区切りの年を迎えることから、今回の会議では、来年の4年間を掛けて、これまでの成果と課題を検証するとともに、20年目以降を見据えた方針や計画を立案して
いくことが確認されました。
皆さまの寄付によって支えられているこの運動は、数百
年先の未来の森を目指して時勢の潮流に流されることな
くこれからも続いていきます。ご支援・ご協力の程よろ
しくお願いいたします。
(担当:松林)