東京都立南多摩中等学校「森づくり体験」実施報告
日時:2014年6月18日~19日 天候:曇り
少し暑さが治まり、また肌寒くなった知床に、東京の南多摩中等教育学校から元気な中学3年生160名を迎え、森づくり体験を行いました。
午前・午後それぞれ約40名ずつ、2日間に渡り、2003年に設置した防鹿柵(シカの侵入を防ぐ柵)内で、鎌を用いて、ササやワラビなどを刈り取る作業をお手伝いいただきました。
切れない刃物はとても危険です。使用する鎌は、事前にスタッフが念入りに研ぎました。
作業前には、「森の番人」から鎌の特性、使用時の注意点、刈り取る植物種(ササ・ワラビ・ススキ・ヨモギ)について説明があり、生徒たちは真剣に聞いて取り組んでくれました。
そのおかげで、怪我をする生徒もなく無事に終えることができ、ホッと一安心でした。
1グループごとの作業時間はわずかでも、計160名の力はさすが!植樹した木々や様々な実生のまわりの下草が刈り取られ、これからの生長の助けになってくれることと思います。
鎌を持つのもはじめての生徒が多い中、一生懸命お手伝いいただき、本当にありがとうございました。
今回で、南多摩中等教育学校の知床研修は、ひとまず終了となります。
ヒグマ・キツネ・エゾシカ、そしてダニや蚊、など様々な動物たちも住む、知床の森で過ごした2日間。また、いつの日か、今回草刈りしてくれたところがどんな風景になるのか、ぜひ見に来ていただけたらうれしいです。
(担当:喜内)