「ダイキン工業 第7回知床ボランティア」実施報告
期間:2014年9月26日(金)~29日(月)
春に続いて、この秋もダイキン工業社員の皆さん11名にお越しいただき、森づくりのお手伝いをしていただきました。
初日の夕方は、知床の代表的な観光地である知床五湖を散策し、地の果てと言われる“シリエトク”の一面をご覧いただきました。
そして、作業日である2日間、老朽化が見られる既存の柵を撤去し、昨年度設置した防鹿柵を拡張する形で囲い込む作業をお手伝いいただきました。
撤去班と設置班の2グループに分かれて、手際よく力を合わせて作業をしていただき、無事に囲い込み作業を終えることができました。
今回で7回目となるダイキン工業知床ボランティア。なんと、この企画に参加いただいた社員数はもうすぐ100名に達するとか。実際に知床の森を見て、知って、体験いただけたことに感謝です。どうもありがとうございました。
知床は、雄大な自然が魅力の「観光地」という印象が強いかもしれませんが、今回の森づくり体験をとおして、知床にもかつて開拓の歴史があったこと、現在はかつての森への復元に努めていることを感じていただけたら幸いです。
どうぞまたいつの季節もお越しください。
(担当:喜内)
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<ボランティアさんからのひと言>
・ただ、ただ楽しかったと言うのと、思っていた通り作業がハードでした。
今回は初めての参加でしたのでただ仲間のみんなの足を引っ張らないように頑張るが精一杯でした。(60代男性Y・Kさん)
・自分でも何か役に立つのか。と云う不安感がありましたが、自分が出来る事を出来る範囲で、しんどいけどコツコツとやっていく事で、2日間という日数で柵を繋げる事が出来き、ヤッターという達成感を得る事が出来ました。(60代 男性 T・Kさん)
・4日間という短期間でしたが、同じ目標へみんながベクトルを合わせることで、濃密な時間を共有でき、今回のシカ防護柵を完成までできた達成感と充実感から少し涙腺が緩みそうでした。みんな知床が好き、自然が好き、人と自然の共存に知恵が大切、300年後も守り続けるなど、どの人と話しても興味が尽きません。そのような人と今回、縁がもてたことが一番の宝物です。金銭的なボランティアは大事ですが、現地で一緒になって汗をかく活動はもっと大事で、継続的に参加している会社を誇りに思いました。今回その一員になれたことうれしかったです。(40代 男性 K・Sさん)
・実質2日間の作業でしたが近年あまり体を動かしていない身にはきついところが有りました。しかし、皆さんの努力でなんとか網が繋がったときには何とかやれたということでほっといたしました。自然と共存すること、自然を守ること、自然に戻すことがいかに大変か分かりました。日々作業されている財団の方々の大変さが少しだけ分かりました。これからも機会があれば参加していきたいと思っています。(60代 男性 I・Tさん)
・何年、何十年後の森を考え壮大な計画に心をうたれ財団の方々の苦労に同情します。力仕事ならまだまだ負けないつもりで私も役に立ちたいと思います。また、食事も皆で作って皆で食べて皆で片付ける、初めて顔合わせする人々とも大変楽しいひとときでした。
(70代 男性 K・Kさん)
・今回2回目の参加ですが、去年作業した柵作りが今回完成して“やった!”という思いです。又、逆にこれだけの柵作りが1年以上もかかってしまうのかと思いました。又、1回だけでなく定期的に活動する事がモチベーションアップに繋がるように感じました。(60代 男性 H・Kさん)
・とても楽しかったです。良い天候に恵まれ、柵作りも予定通り行え、前後の小観光もグッドでした。今回の活動が30年後の自然環境を守るための一環なのだと信じています。屋外の大きな柵を作るのは思っていた以上に大変で危険も伴う作業でした。幸い大きな怪我無く終えることができ良かったです。柵作り以外の活動にも興味があります。機会があればまた参加したいと思います。(60代 男性 S・Nさん)
・今回ボランティアに参加して知床がとても好きになりました。初日の知床五湖散策や財団の皆さん、ヒグマの生態調査をされている先生方から様々なお話しを聞けて、自然を守りながら人間が共存していく事の難しさを知りました。防鹿柵を作るのは想像以上に大変でしたが、こんな人の手が加わってようやく保てている自然なのだから、もっと大切にしなくてはいけないと感じました。観光をする自分たちも「森を守る」という気持ちをもっと強く持たなくては!と思います。(20代 女性 Y・Nさん)
・ただボランティア作業をする、というだけではなく、「こういった現状があり、こういう問題があるからボランティアが必要」という背景まで教えて頂いたことにより、理解が深まった上にやる気にも繋がりました。また、クマの現状を講義していただいたことにより生態について深く知れただけでなく人間の身勝手さでクマを追い詰めてしまっているということを知り、心が痛くなりました。今後、自然の動植物と触れ合える機会がある際には安易に近づかない、エサをあげないということを自らが実行するだけでなく周囲の人にも広めたいと思います。(20代 女性 H・Wさん)