知床Kids 「アクアマリンふくしま」を体験!
2014年10月4日
知床Kidsは、羅臼町公民館、環境省、知床財団の共催により、羅臼町内の小学校4~6年生を対象に行なっている郷土学習事業です。
今回は、なんと福島県にある水族館「アクアマリンふくしま」から3名のスタッフがはるばる羅臼までお越しいただき、羅臼の子どもたちに海の生き物の学習プログラムを実施してくれました。
プログラムは盛りだくさん。まずは、魚の命の学習です。アクアマリンのスタッフがわざわざ本州から車で運んで来てくれた「マアジ」を自分たちで釣り、さばき、料理して食べます。まだピチピチとまな板の上で跳ねるマアジを手元に置き、魚の心臓はどこにあるかな?ヒレはいくつかな?ウロコはどんな風になっている?などとマアジをじっくりと観察します。 観察したあとは、思い切って包丁をマアジの頭の後ろにエイッ!とおろし、一人一匹ずつ捌きます。自分の手で命をいただいたマアジを唐揚げにして、昼食のおにぎりと一緒に美味しくいただきました。
マアジでおなかいっぱいになった後は、海に暮らすいろんな生き物を学びます。
冷たい海と温かい海で暮らす生き物について、口やお尻はどこについているか、体の構造がどうなっているかなど、それぞれ実際に手で触りながらよーく観察しました。また、見た目が違っても実は同じ仲間だということを教えてもらったり、羅臼の海にすむ“オオカミウオ”がどうやってその鋭い歯で食べ物を食べるか、その姿を見せてもらったりと、内容の濃い学習でした。
最後は、みんなで羅臼の海の生き物のキーホルダーを作りました。プラスチックの板にマジックで生き物の絵を描いて、好きなように色を塗り、トースターで焼くだけ。あっという間にキーホルダーの完成です。知床Kidsの子どもたちは、このお土産を満足そうに抱えて帰って行きました。
アクアマリンふくしまでは、羅臼で獲れた冷たい海の魚たちを展示しています。今回のこの交流プログラムは、「いつも展示用のお魚でお世話になっている羅臼に何かお返しをしたい」というアクアマリンふくしまさんのありがたいお申し出があり、またこれを繋いでくれた羅臼漁業協同組合様のご協力により、実現しました。
来年もまた一緒に交流できたらいいな、と思います。
アクアマリンふくしまの皆様、羅臼漁業協同組合の皆様、ありがとうございました。
(担当:山本)