ウトロ小学校1,2年生と身近な昆虫の冬眠について学びました。
11月6日、ウトロ小学校1,2年生を対象に環境学習授業を行いました。昨年の授業も含め今後は継続性のある内容で授業を進めていくため、昨年と同じ、身近な昆虫の冬の生態について学んでもらうことを目的としました。夏にはどこでも見つかる昆虫が、冬に見られなくなる理由はなんでしょうか。子供たちには、実際に昆虫を探してみて、どんな場所からどんな虫が出てくるのかを体験してもらいました。
まず、昆虫は冬眠するために落ち葉や地面の下、木の中などに隠れることを説明しました。そのうえで昆虫が冬にどのような所に隠れているのか考えてもらい、思い思いの場所を実際に野外で探してもらいました。
子供たちは皆すぐにあちこちでいろんな種類の虫を見つけました。みんなが見つけた虫は、ミカドフキバッタ、ハネナガフキバッタ、ヒナバッタなど、昨年は見られなかったバッタ類が見つかりました。この日は天気が良く、とても暖かかったためか、冬眠している虫というよりはバッタやトンボなどの秋の虫が多く見つかりました。
越冬中の虫はあまり見つけられませんでしたが、木の中にはゴミムシやシデムシ、土の中にはハサミムシが潜んでおり、虫たちはちゃんと場所を選んで冬眠していることがわかりました。
来年も虫の種類ごとに同じような傾向がみられるのか、気になります。
(担当:新庄)