標津幼稚園に出前授業行ってきました。
10月29日(水)、羅臼ではアラレが降るという悪天候の中、私たちは標津幼稚園でクマ学習を実施するため、お隣の標津町へと向かいました。標津幼稚園でのクマ学習は今回が初めてだったので、あいにくの天候とは裏腹に、早く標津幼稚園の子供たちに会いたいという気持ちでいっぱいでした。 標津幼稚園に着き、私たちが授業の準備をしている間、子供たちは先生と歌を歌って準備が終わるのを待っていました。ただ、何が始まるのかな?という子供たちの視線が、こちらに向けられていることはひしひしと伝わってきました。
準備を終え授業が始まると、子供たちは真剣な表情に変わりました。 最初のコーナーで「クマはどこにいる?」という質問に、元気に手をあげて答える園児がいる一方で、控えめに答える園児もいて、まだまだみんな緊張して授業を聞いているように感じられました。しかし、絵本の読み聞かせなど、次第に授業が進むにつれて、子供たちの緊張もほぐれたのか自分たちから手をあげて質問する元気な声が出始めました。
授業の中でも一番の盛り上がりは、実物のクマの毛皮や頭骨を触るコーナーでした。初めての毛皮や頭骨を見て触れている子供たちの目は、キラキラと輝いていました。
まとめでは、「クマはどんな生き物だったかな?ゴミ捨てや餌付けはぜったいしちゃいけないよね」ということをおさらいし、授業を終了しました。クマについて興味をもってもらえた事が何よりの私たちの喜びです。 なお、今回は園児の授業後に保護者の方へのクマ学習も行ないました。 保護者の方も、ヒグマについて初めて聞くことも多かったようです。園児以上に真剣なまなざしで授業に臨んでくださいました。
ヒグマは北海道を代表する動物として有名ですが、どのような動物なのかは、知っているようで意外と知られていません。 私たちは、地域の方々がヒグマについてもっと知ってもらえるように、クマ学習を始めとした普及活動に今後も取り組んでいきたいと思います。(写真3)
(担当:茂木)