ウトロ小中学校でクマ授業を行いました。
5月11日(月)、ウトロ小中学校で毎年恒例のクマ授業を行いました。
小学校1年生~中学校3年生を対象にヒグマとのつきあい方や生態について学んでもらう授業で、かれこれ10年以上実施させていただいています。
まずは「ヒグマってどんな動物?」「ヒグマに出会ったらどうしたらいいの?」などヒグマに関する基本的なことを、クイズ形式で学んでもらいました。
そして、ヒグマの着ぐるみアニエスを使って「もしも下校途中にヒグマにあったらどうする?」というシミュレーションも行いました。
1年生は初めて見るヒグマ(着ぐるみ)にドキドキした様子でしたが、高学生となるとその反応も慣れたものです。
恒例のクマ授業のあとには、ヒグマ以外の知床の自然や生き物について学習する時間を毎年設けています。今回のお題は「動物のウンチ」。普段野外で見るウンチがどの動物のものなのか、どんな情報がつまっているのか、など本物のタヌキやクマのフンのサンプルを間近で見て学んでもらいました。
※サンプルのフンは滅菌加工しています。
多くの野生動物が間近で暮らしている知床。そんな環境の中で育っている子供たちにとって、今回の授業がヒグマはもちろんのこと、野生動物の生態や暮らしぶりにも興味を持つきっかけになればと思います。
(担当:田中)