「第15回知床森づくりの日・春」実施報告
2015年5月15日(金)~19日(火)
例年にない早さで暖かくなった知床の春。森づくりは季節に応じて作業をします。
日々開いていく木の葉に焦りを感じながら、「第15回知床森づくりの日・春」の開催です!
今回は、3名のボランティアさんに参加いただきました。イベント期間中、気温は平年並みになり予定通り樹木の移植とトドマツの山採り作業をすることができました。
移植をする木は、葉の開きが遅いカシワとミズナラを選びました。どの木も太い根を張り、掘り取り作業は大変でしたが、ボランティアさんの力を借り、無事6本の木を移植することができました。力仕事も厭わず作業をしてくれたボランティアさんに心から感謝いたします。
トドマツの山採りは作業は、トドマツの稚樹を運動地内から掘り取り、苗畑内で育てるのが目的です。森の番人に掘り取り方を教わり、400本のトドマツを山採りすることができました。こんなにたくさんトドマツを一度に採ることができたのも、もくもくと作業をしてくれたボランティアさんのおかげです。
この春に移植した苗の一部は、秋に運動地内に植え付ける予定です。トドマツも大切に管理していきます。これからも「森づくりの日」は、ボランティアさんの参加をお待ちしています。ご興味のある方ぜひご参加ください。知床の森でお会いできる日を楽しみにしています。
■ボランティアさんからひとこと:
・植えた樹木が芽吹いたり、花を咲かせたり、紅葉したりする様子を目にする喜び。作った柵で守られ、植生が豊かになっていく様子を目にする喜び。これらは、数度に渡って、この地に訪れないと味わえません。是非、リピーターとなることをお勧めします。
(M・Kさん 60代 男性 札幌市)
(担当:草野)