水温計のデータを回収しました
実施日:2015年6月8日(月)晴れ
私たちは、河畔林を再生し、そこで暮らす生き物たちにとって暮らしやすい環境になるように取り組んでいます。過去と今、そしてこの先、環境がどのように変化するのか、その基礎調査として、川の水温を記録しています。
そこで、今日やっと春らしい陽気に戻った岩尾別川で、水温計のデータを回収してきました。
連日の寒さに縮こまっていた生き物たち。どこへ行ってしまったのだろう、と心配していたセミたちの大合唱も戻ってきました。
知床連山の頂には、うっすらと雪がかかっていましたが、麓では若葉が生命力いっぱいにひろがり、みずみずしい!春は雪融けにより、一年で一番水量の多い季節なので、水の流れがとっても速いです。転ばないように、流されないように、胴長を履いた足元に神経を集中させました。
残念ながら、一カ所で計測機器が流され回収できませんでしたが、新しい計測器を装着して再度計測を開始しました。
一滴の雨粒から始まる川。しかし、集まり流れる川になったとき、岩をも動かす力になるなんてやはり自然はすごいですね!
ちなみに今日の水温は、9℃程度。水遊びには少しまだ寒いかもしれません。
(担当:喜内)