苗の植え付けを行っています
実施日:2016年5月9(月)∼14日(土)
しれとこ100平方メートル運動地でも、やっとサクラが咲きました。私たちは、今にも芽吹きそうな木々を目にして、春の訪れを感じています。
今期は、保護ネットを巻いていない苗を、防鹿柵の外に植え付ける試みを行っています。これは、国立公園内のエゾシカ捕獲事業によって、エゾシカの個体数が減少し、植物への採食圧が低くなったと思われるからです。今までは、柵外に苗を植え付けても、エゾシカによって食べられてしまうため、このような試みは行えませんでした。しかしながら近年は、運動地内に以前は見かけることのなかった広葉樹の稚樹が観察できるようになっています。苗がエゾシカに食べられる可能性もあるものの、もし無事に育てば、これまでより多くの苗を柵の外に植えることができ、森づくりの新たな一歩となります。
(担当:森脩)