知床自然教室の準備をしています
実施日:2016年6月25日(土)
この日は、ボランティアの方々と共に、知床自然教室で使うフードハンガーの改修を行いました。これは、以前使っていたフードハンガーが古くなっており、さらに倒木によって壊れてしまったためです。
知床財団では、100平方メートル運動における交流事業の一環として、小学4年生から高校3年生までを対象とした自然教室を、夏に開催しています。これは、運動地の中でキャンプをしながら、森や川を探険をしたり、森づくりの作業をしたりして、自然体験をするというものです。毎年、約30∼40人ほどの子どもたちが参加しています。
そのとき活躍するのが、このフードハンガー!これは、食べ物や食器を高く吊して、野生動物に触れられないようにするものです。
知床の森は、運動地であってもヒグマやキツネが多数生息しています。そのため、食べ物やその匂いのついた食器をテントの中に入れたままにしておくと、野生動物を引き寄せてしまったり、奪われていまうため危険です。そこでテントで寝るときは、食べ物や食器を、車の中にしまったり、テントから離れた位置に設置してあるフードハンガーにぶら下げたりしています。フードハンガー
の高さは、約4m!
ボランティアの皆さんと知恵を出し合って、フード
ハンガーの改修が終わりました。今年の自然教室で
活躍してくれること間違いなしです!
(担当:森脩)