台風7号で防鹿柵が倒壊しました
実施日:2016年8月19日(金)
知床は、台風と前線の影響で大雨が続いています。17日の夜は台風7号の影響で、強烈な風が吹き荒れていました。自然センターの周りでは、倒木や枝折れが相次ぎ、自然の力の大きさを実感せずには居られません。
そんな中、100平方メートル運動地を巡視をしたところ、川沿いにある防鹿柵の一部が倒壊していました。この柵は自立式(※)のため風で浮き上がってひっくり返ってしまったようです。この柵は人間の力ではなかなか動かせないほど、重たい柵です。どれだけ強い風が吹いたのでしょうか・・・・。
このままでは柵の中にシカが入ってしまうため、今日は柵の仮補修を行いました。倉庫から金網と 鉄柱を運び、ひとまず柵をつなぎ合わせました。本格的な補修は、9月にダイキン工業のボランティアの皆さんと行う予定です。
また台風が北海道に近づいてくるようです。知床にお越しの
際は、大雨にお気を付けください。
(担当:森)
※この柵は”自立式”の工法で設置していきます。通常柵を立てる際は、地面に穴を掘って柱を立てていきますが、この柵を設置している場所は川沿いで大きな石がたくさん埋まっていて穴を掘るのが困難なため、この柵は柱ごとに支柱を三角形に組み、横板を張って倒れないように”自立”させていく方法で立てています。