3日目(8月1日):森ンピックからの大雨 ~第37回知床自然教室~
ポンホロでの初めての朝。
朝食を作って食べた後は、「第10回森ンピック~指導員の時間」の始まりです。
班ごとにポンホロ各地のチェックポイントを巡ります。そこには、それぞれ待ち受ける知床の自然を知りつくした4人の指導員が、動物や植物、昆虫、開拓の歴史などそれぞれの得意分野について参加者に伝授していきました。
例えば、右上写真は、2種類の動物の頭の骨。いったい何と何の動物か、指導員の説明を聞きながら考えます。
ヒントはもちろん知床にいる動物。両方ともするどい犬歯?陸の動物?それとも海?その答えは自然教室の参加者だけが知っています。
そして、解説の最後には、難問奇問のクイズが出され、良くできた班には、シカ角で作ったオリジナルの首飾りが授与されました。
森んぴっくの後は、薪(まき)拾い。これからの野外生活ではなくてはならない大切なもの。ただ、薪になる枯れた木はもともとは知床の森にある自然の一部。そして、ほんとうはまた自然の中にかえっていくものです。
それを人間が使うということ、自分たちがその自然の一部を使いながら生活していることなど、そんなことも考えながら、薪を集めました。
夕食を作り始める頃から、だんだんとあやしい雲行きに。食べ終わるころには、なかなかの激しい雨が降ってきました。片付けの終わった班からテントにかけ込み、あとは寝るだけ。
レーダーで見てみると、どうやら局地的な大雨の模様です。こんなどしゃ降りの中、テントのうすい布切れの中で寝ることなど普段の生活ではまずないことですが、これも自然の中で暮らす自然教室の一コマです。