しれとこ住民講座を開催しました
1月28日と1月29日に、環境省の主催で世界遺産地域に住む地元の方々を対象に羅臼町、斜里町両町で「しれとこ住民講座」を開催しました。1月30日は、遺産登録年の流氷接岸日ということで今年から「知床の日」と制定されました。「知床の日」にちなみ、今年の住民講座は、北見工業大学で流氷の研究をされている舘山一孝先生をお迎えしました。
羅臼町では「流氷がもたらす恵みと災害」~流氷と漁業~
斜里町では「流氷を通じて学ぶ地球環境と地域防災」
というテーマで、先生が研究フィールドとされている北極・南極の極地の流氷の現状もお話しいただきながら、身近なオホーツク海の状況、沿岸住民には気になる災害の発生や漁業への影響など流氷を通じてを分かりやすい図や写真とともに解説いただきました。
「流氷は減ってきている…?」「地球環境は変わってきている…?」
住民が肌で感じる疑問を、分かりやすく理解することができた有意義な講座となりました。
(担当:山本、清成)
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羅臼町(1/28)では18名の参加。漁業への影響などをお話しいただきました。
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斜里町(1/29)の様子。12月の札幌の大雪も実は・・・。身近な話に参加者も熱心に聞いていました。